HHKB HYBRID Type-S レビュー 歴代最高の打鍵感

HHKB Professional HYBRID Type-S 黒を購入して 2 週間ほど使ってみました。1 世代前の HHKB Professional 3 種（Bluetooth の白と黒、Type-S） との使用感の違いをレビューしました、買い替えを検討されている方は参考にどうぞ。

目次

1. これまでで最も打鍵感が軽く、静かな HHKB
2. ノートPCで HHKB を使う人には嬉しい、電源ボタンの位置変更
3. Bluetooth 機器を切り替えられるようになった
4. USB Type-C で接続ができるようになった
5. USB 端子も横にずれ、ノートパソコンに当たらなくなった

これまでで最も打鍵感が軽く、静かな HHKB

打鍵感

打鍵感は軽いです。黒の HHKB BT と同じくらいの軽さ。Type S の指に吸い付くような打鍵感と、黒の HHKB BT の軽い打鍵感が合わさった、完成形といえる打鍵感となりました。

旧世代の 白の Type S は、黒の BT より打鍵感が重く、長時間キー入力すると疲れてしまって私には合わなかったのですが、こちらは長時間入力していても疲れません。私にとっては歴代の HHKB で最も快適な打鍵感となりました。（この白と黒の微妙な打鍵感の違いは何でしょうね。）

打鍵音

打鍵音は旧 Type S とほぼ同じく静かです。旧 Type S は左 Shift キーだけ「パコパコ」と情けない音がしましたが、その音も静かになりました。個体差かもしれません。

マットな質感は好みが分かれそう

写真では分かりづらいですが、全体的にマットな加工が施されていて、キートップもザラザラした感覚があります。旧 HHKB はツルツルした感覚（経年劣化でキーがすり減った可能性も）。細かな違いですが、好みが分かれそうです。私は気になりませんでした。

ノートPCで HHKB を使う人には嬉しい、電源ボタンの位置変更

BT と比べ、電源ボタンの位置が電池カバーから上部の側面に変わったことが嬉しかったです。

以下は BT の画像。ノート PC を HHKB の前に置いて、ぴったりくっつけた状態で使っていると、電源ボタンが隠れてしまって押すことができず、電源オンオフの際に HHKB をずらす必要がありました。これが毎日使っていると地味にめんどくさい。

HHKB HYBRID Type S では電源ボタンが横にずれたことで、HHKB とノートパソコンをくっつけた状態で電源のオンオフができるようになりました。

Bluetooth 機器を切り替えられるようになった

これもかなり嬉しい。 旧 BT では、接続先を切り替えたい時、今まで利用していた機器の Bluetooth をオフにする必要がありましたが、HYBRID ではその必要がなくなり、接続先を 4 個まで登録して切り替えることができるようになりました。 ソフトウェアは使わず、HHKB の電源ボタンとキーボード操作で制御します。やり方は以下の記事にまとめました。

USB Type-C で接続ができるようになった

BT のときは、USB で給電はできたのですが、接続は Bluetooth のみで、Bluetooth に対応していない機器とは接続ができませんでした。HYBRID Type S では、USB Type-C による有線接続もできるようになりました。 MacBook で Bluetooth 機器を同時に接続できるのは実質 3 個くらいまでなので、他の Bluetooth 接続を安定させるために一時的に HHKB は有線でつなぎたい、という時に便利ですね。

USB 端子も横にずれ、ノートパソコンに当たらなくなった

こちらは 旧 Type S の画像。旧 Type S では USB 端子が正面にあったことで、ノートパソコンを前に置いたときにケーブルが邪魔でしたが

HYBRID では USB 端子の位置が左にずれ、少し解消されています。

HHKB の爪を収納し一番低くした状態で MacBook Pro 13 インチとぴったりくっつけてもケーブルが当たりません。旧 Type S では、ケーブルが当たっていました。

まとめ　満足度は非常に高い

HHKB BT と Type S の細かい不満が解消され、打鍵感も歴代で最高な、非常に満足度が高いキーボードとなっています。

過去機種のレビュー

この記事でも比較した、静音モデルの HHKB Type S のレビュー

この記事でも比較した Bluetooth 接続モデルの HHKB BT のレビュー

ウッドパームレストのレビュー。HHKB にピッタリのパームレストです。木の質感が優しく、大変気に入っています。