お名前.com VPS を借りて最初にやったこと(3) メール送信確認

2013年5月30日

WordPress

お名前.com VPS メモリ2G プランに Nginx で WordPress を構築するメモ、第3回目。前回は iptables 設定と不要サービスの停止をしました。

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今回は、お名前.com の VPS に申し込んでから確認したメール送信周りのメモです。

目次

  1. メールの送信確認をするまえに本契約
  2. コマンドラインでメールを送信してみる
  3. sendmail 実行時 IPv6 エラーが
  4. root 宛のメールを転送する
  5. メールキューを確認・削除する

メールの送信確認をするまえに本契約

お名前.com VPS では、2週間の無料お試し期間中はメール送信が制限されています。メールの送信確認をするまえに代金を支払って本契約します。

コマンドラインでメールを送信してみる

コマンドラインからメールを送信してみます。

alternatives コマンドで現在の MTA を確認します。お名前.com デフォルトの MTA は postfix のようです。

# alternatives --display mta

/usr/sbin/sendmail.postfix

MTA を変更したい場合は 以下のコマンドで。デフォルトでは postfix しか入っていません。

# alternatives --config mta

*+ 1           /usr/sbin/sendmail.postfix

sendmail コマンドで gmail にメールを送ってみます。

$ sendmail hoge@gmail.com

From:hoge@gmail.com
To:hoge@gmail.com
Subject:Test Mail
Hello World!
.

メール周りはデフォルトの状態から何も設定していませんが、上記コマンドを入力して gmail にメールが届きました。from アドレスにこだわらず、メール送信だけでよいならデフォルトのままでも大丈夫そうです。

sendmail hoge@gmail.com と入力してエンターを押すと、応答が何も無いのでフリーズしたように見えますが、続けて入力することができます。メールヘッダと本文を入力しましょう。ヘッダと本文の間は改行で区切ります。本文の終了は .(ドット) です。

sendmail 実行時 IPv6 エラーが

IPv6 を無効にしたせいか、sendmail コマンド実行時、以下のようなメッセージが表示されました。

warning: inet_protocols: IPv6 support is disabled: Address family not supported by protocol
warning: inet_protocols: configuring for IPv4 support only

/etc/postfix/main.cf を以下のように変更します。

# Enable IPv4, and IPv6 if supported
inet_protocols = ipv4

postfix を再起動して設定反映します。

# /etc/init.d/postfix restart

root 宛のメールを転送する

root 宛にはシステムから重要なメールが届くので、普段使用しているメールアドレスに転送します。

/etc/aliases

# Person who should get root's mail
root: hoge@gmail.com

newaliases コマンドで設定反映。postfix を再起動して設定反映。

# newaliases
# /etc/init.d/postfix restart

root 宛てにメールを送信して動作確認

# sendmail root

From:root
To:root
Subject:Test Mail for root
Hello root!
.

設定したメールアドレスに転送されるか確認します。

メールキューを確認・削除する

メールが届かない場合はメールキューを確認してみましょう。

メールキューの中身を確認

# mailq

メールキューを個別で削除

# postsuper -d キューID

mailqコマンドで表示されるメールキューをすべて削除

# postsuper -d ALL

終わりに

お名前.com VPS メール送信周りのメモでした。from アドレスにこだわらず、メールを送信するだけならデフォルトのままでも大丈夫そうです。デフォルトの状態で WordPress からもメールを送信することができます。

次回は、 EPEL, RPMforge, remi リポジトリを利用できるようにします。

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