iPad mini2 Wi-Fi から iPad mini4 セルラーに買い替えました。使ってみた感想や、買い替えて良かったこと、純正カバーとケースの使い心地などをレビューしたいと思います。
iPad mini2 Wi-Fi 版 iOS 7.12 を 1 年半使用したユーザ視点のレビューとなっています。
目次
- 薄く軽くなった
- Safari が速くなった
- Touch ID が速い
- 純正ケースとカバーは高くて少し重いけどしっかりした作り
- 液晶保護フィルムはパワーサポートがオススメ
- バッテリの容量が減ったが、あまり変化を感じない
- IIJmio で LTE、テザリングともに使用可
- セルラー版は LTE Wi-Fi ルータの代わりになる
- iPad mini4 の活用方法
- Wi-Fi とセルラーで迷ったら絶対セルラー
- まとめ
薄く軽くなった
初めて手にとった時、その薄さに驚きました。持った時の感覚が違います。
軽さは最初それほど違いを感じませんでしたが、iPad mini4 を 1 時間くらい触ったあとに mini2 を持ってみると「うわ、厚い重い」と感じました。もう mini2 には戻れそうにありません。
Safari が速くなった
Safari が明らかに速くなりました。新しい CPU のせいかメモリが 2GB に増えたせいか iOS9 のせいかよく分かりませんが、サクっと表示されて快適です。
ブラウザの戻るで画面がリロードされる問題も軽減されたような気がします。
Touch ID が速い
指紋認証にいい思い出がなかったので期待していませんでしたが、反応が良くてびっくりしています。読み取りエラーになることはなく、すぐに認識します。ロック画面からの復帰がスムーズですね。
iPad Air2 を持っている友人と比較したところ、iPad mini4 のほうが速かったです。1 年経って機器のバージョンが上がっているみたいですね。
純正ケースとカバーは高くて少し重いけどしっかりした作り
カバンに放り込んでラフに使いたかったので、純正スマートケースとカバーを購入しました。色は両方ともストーン。本体のシルバーに合わせると落ち着いていい感じ。ちょっと無印良品っぽいです。
カバーもケースもしっかりとした作りで、本体にピッタリとフィットします。電源ボタン、音量ボタンもカバーし、スピーカーの穴の位置も完璧。手触りはなめらかで、高級感とすべり落ちない安心感があります。プラスチック、ゴムっぽさはあまりありません。ホコリもつきますが、使っているうちに勝手に取れます。カバーもケースも、内側は起毛素材になっています。
iPad mini2 のカバーと比べサイドの磁石部分の面積が小さくなり、磁力も少し弱まった気がします。カバー部分だけを持って本体をプラプラさせても落ちない作りなのは変わりません。カバーの裏には隠れマグネットがついていて、カバーを開いて背面に回すとケースとくっつきます。使っているときにカバーの置き場所に困らず楽です。
純正ケースとカバーの重量はそれぞれ 60g ほど。両方付けると 440g (実測値) になり、結構重くなります。軽く使いたいので自宅にいるときはカバーは外しています。
カバーで気になったのが、ケースと組み合わせずカバーのみで使うと、以下の画像のようにカバーが横に数ミリはみ出すこと。
開けやすくなったのは確かですが、少し気になります。純正ケースと組み合わせると横にはみ出さず、ぴったりフィットします。
ちなみに mini2 用のカバーとケースは mini4 ではサイズが合わないので購入の際にはご注意ください。
液晶保護フィルムはパワーサポートがオススメ
液晶保護フィルムは今回もパワーサポートのアンチグレアタイプにしました。指すべりが良く、指紋はまったく気にならなくなります。
このフィルムで特筆すべきは、その貼りやすさです。タブレットは液晶が広いのでスマホと比べて難易度は高めですが、シートを3ブロックに分けて真ん中から貼っていくこのシートはとても貼りやすかったです。ホコリ取り用の粘着シートもでかくて Good。粘着シートは次に液晶保護シート用に捨てずにとってあります。
貼る前に 日本一の保護フィルム王にiPad用を貼ってもらったが、たいしたことなかった をよく読んでおきましょう。最初の位置合わせさえうまくいけば、あとは付属の粘着シートで細かいホコリを取っていくだけ。位置合わせに全神経を集中させ、頑張ってください。
バッテリの容量が減ったが、あまり変化を感じない
バッテリの容量が減りましたが、体感的には電池の持ちはこれまでと変化がないと感じています。満タンの状態から半日つかっていても 40% くらい残っています。私の場合、平日は往復の 2 時間の通勤電車で使用し、仕事の休憩時間や帰宅後にネットをしたりメールをチェックする使い方をしますが、これまで通り 2 日に 1 回の充電で大丈夫でした。
充電時間はこれまでより短くなったと思います。
この間カーナビに使った時は 1 時間に 10-15% くらいの消費で、4 時間のドライブのあとでも 40 % くらい残っていました。ただし電池残量が 20% を下回ってからは 1 時間と持たず一気に 0 % に向かっていったので、その点だけご注意ください。
IIJmio で LTE、テザリングともに使用可
SIM は IIJmio を使っていますが、LTE 通信、テザリングともに利用できています。以下は iPad mini4 でテザリング中の iPad mini4 上部の状態です。
MacBook でテザリングした時の通信速度です。
構成プロファイルは最新版をダウンロードしてインストールしました。
セルラー版は LTE Wi-Fi ルータの代わりになる
これまで外出先で PC を使うときは、LTE ルータ (MR04LN) を持ち歩いていましたが、セルラー版の iPad mini4 はテザリングができるので LTE ルータをほとんど使わなくなりました。
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テザリング中のバッテリーの減りは、Wi-Fi の場合 1 時間で 10-15% くらい、bluetooth の場合はその半分です。バッテリーが結構持つので、十分 Wi-Fi ルータの代わりになります。
iPad mini4 の活用方法
私の iPad mini4 の使い道は以下の通り。
- 電子書籍(Kindle, 自炊 PDF)
- メール
- LINE, Twitter, Facebook
- RSS リーダ
- PC で調べるほどではない、ちょっとした調べ事
- TODO 管理
- メモ 管理
- スケジュール管理
- モバイル Wi-Fi ルータの代わり
平日は常にカバンに入れて持ち歩き、通勤電車で電子書籍を読んだりニュースを確認したりメールをチェックしたり、情報収集のための小型 PC のような使い方をしています。休日は家族の写真や動画を撮ったり見たり、両親とビデオ通話したり、娯楽ツールとして使っています。iPad の 4:3 の縦横比は電子書籍に最適で、iPad mini シリーズのサイズは持ち歩けるギリギリのサイズだと思います。
スマホは持っておらず、iPad mini4 とガラケーです。iPhone を持っていた時期もありましたが、タブレットのほうが扱える情報量が多くて好きです。
Wi-Fi とセルラーで迷ったら絶対セルラー
Wi-Fi とセルラーで迷っている方はセルラーを強くオススメします。私は iPad mini2 では Wi-Fi 版を使っていましたが、今回セルラーにしてすごく楽になりました。
Wi-Fi 版の時はどこへ行くにも LTE ルータを持ち歩き、バッテリを気にしていました。ルータは省電力モードにして、使うときだけ電源を入れて。正直、かなり面倒でした。持ち歩けるサイズの iPad mini 4 だからこそ、セルラー版をオススメします。使いたい時にすぐ使えるのはやっぱり便利です。
セルラー版で使えるカーナビも、スマホと比べ画面が大きくてすごく見やすいですよ。
まとめ
- メモリが 2GB になったので長く使えそう
- Safari が高速になり快適
- Touch ID ガバ速い
- バッテリの容量減は気にならない
- Wi-Fi とセルラーで迷ったら絶対セルラー
- バッテリがそこそこ持つのでセルラー版は LTE ルータの代わりになる
今回の iPad mini 4 は良いです。長く使えそうです。来年は iPad Air3 が出るでしょうし、mini シリーズの更新はないかもしれません。迷っている方は今が買い時です!