【合格】Professional Cloud Developer認定資格の勉強方法

2023年1月30日

Google Cloud

2023 年 1 月に Google Professional Cloud Developer 認定資格に合格したので、私の学習方法を残しておきます。結構時間がかかっていて、回り道もしたと思いますが、これがよかったと感じた学習法や教材を紹介します。これから資格取得を目指している方の参考になれば。

目次

  1. 試験を受ける前の状況
  2. 利用した教材
  3. 学習方法
  4. 学習時間
  5. 手を動かすことが大事
  6. 実際の試験の感想
  7. 試験対策教材の選び方
  8. Udemy の良かったところ

試験を受ける前の状況

  • Google Cloud はほとんど触ったことがなく、よく知らない。
  • 業務では AWS でウェブアプリケーションとコンテンツ配信のサービスを 4 年くらい運用をしていて、サーバサイドの分野は CI/CD も含めて AWS のベストプラクティスをある程度理解している。

利用した教材

学習方法

  1. 試験ガイドを読んで試験で問われるスキルを把握する
  2. Google Cloud Developer - GCP Professional Certification | Udemy のコースを受講する
  3. 模擬試験 を受ける
  4. Google Professional Cloud Developer / Exam 2022 | Udemy の問題を解く

まずは試験ガイドを読んで試験で問われるスキルを把握します。範囲がかなり広いです。

最初は GKE でサービスを動かして試験ガイドに書かれている分野を学習しようとも思ったのですが、必要以上に深堀りしたり、試験外のことを勉強してしまいそうだったので独学はやめました。教材を探し、Google Cloud Developer - GCP Professional Certification | Udemy を購入して取り組みました。このコースはハンズオン中心で非常に良く、試験範囲もかなりカバーされていて、手を動かしながら多くのことを学びました。

Udemy のコースを終えたあと公式の模擬試験を受けてみました。初回の正答率は 50% 前後だったと思います。「全然わからない」「思ったよりずいぶん難しい」というのが最初の感想でした。模擬試験を終えたあとに解説があるので、正解した問題も間違えた問題も、すべての説明を読みました。説明を読みながら Google Cloud コンソールを操作して実際の動きを確認したり、理解があいまいな部分は Udemy のコースに戻ってハンズオンをやり直しました。模擬試験の復習にかなりの時間を使いました。

問題をもう少し解いてみたかったので、Google Professional Cloud Developer / Exam 2022 | Udemy の練習問題を追加で購入しました。こちらも模擬試験と同様、解説をすべて確認して、Google Cloud のコンソールや Udemy のコースで復習をしました。

上記の学習方法を、公式の模擬試験と Udemy の練習問題の正答率が 90% 以上になるまで続けました。問題を覚えるのではなく、「Google の推奨プラクティスはこれなので、この回答が正解、ほかはこの理由で誤り」「情報ソースはドキュメントのこのあたり」「Google Cloud のコンソールはここ」と他人に説明ができる状態を目指しました。

学習時間

学習時間は 60 - 70 時間くらいです。平日 1 時間を目安に、業務終了後や昼休みの時間に学習時間を確保し、たまに時間がとれない日もあったりして、学習開始から合格まで 3 ヶ月半かかりました。

手を動かすことが大事

Udemy のコースは動画を見るだけではなく、動画と同じように Google Cloud コンソールを動かしました。模擬試験や練習問題を解いたあとも、間違えたところや曖昧なところは Google Cloud コンソールで動かして確認しました。手を動かすことでイメージとして残り、知識が定着したのかなと思います。

実際の試験の感想

問題文が長く条件も細かく、サービスも幅広く組み合わせられていて、難しい問題が多かったです。伸縮性のある分散サービスの構築について Google Cloud が推奨する設計方法を問う問題が多かった印象です。

問題数は 60 問で、知らないサービスやツールについての問題など、どれだけ考えても分からない問題が 10 問ありました。合格ラインが 75% の正答率だとすると 15 問間違えられる計算になります。80% の場合は 12 問。合格ラインと正答率は明らかにされていませんが、ギリギリ合格だったかもしれません。

試験対策教材の選び方

Professional Cloud Developer の試験は 2022 年 10 月ころに更新されて内容が変わっています。ケーススタディの問題が削除されたのが大きな変化になっているので、そこを見て新試験に対応しているかを確認すると良いでしょう。良いコースはきちんと更新されています。最終更新日と、過去 3 ヶ月くらいで好意的なレビューがされているかもチェックしましょう。

また私は受講しませんでしたが、 Preparing for Google Cloud Certification: Cloud Developer Professional Certificate | Coursera に Google 公式のコースがありました。日本語も対応しているようです。無料期間がありますので、試してみても良いでしょう。

Udemy の良かったところ

  • 1 講座が 5 分以内、長くても 10 分以内で構成されているものが多く、ちょっとした空き時間に取り組める
  • 動画はアプリを使って事前ダウンロード可能で、モバイル端末の通信量が抑えられる
  • 問題集は途中で中断し、別の端末で中断したところから再開可能

デバイスをまたいで、ちょっとした空き時間に少しずつ進められる仕組みになっているのがよかったです。スマホやタブレットでも学習ができますが、ドキュメントや動画を見ながら Google Cloud のコンソールを触ることが多くなるので、PC の前で 2 画面でやると効率がいいです。

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