jqコマンドで日付のフォーマット変更とタイムゾーン変更

2022年1月9日

jqコマンド

jq コマンドで日付を扱うときに、出力する日付のフォーマットを変更したり、タイムゾーンを UTC から JST に変更する機会があったので備忘録。jq Manual (Dates) に載っているコマンドを参考に整理したものになります。jq のバージョンは 1.6。

前回書いた集計方法の記事も併せてどうぞ。

jqコマンド
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目次

  1. strptime() で受けて、strftime() でフォーマットする
  2. strptime() と strftime() で使えるフォーマット文字列
  3. ISO 8601 形式の場合は専用の機能が使える
  4. macOS の jq では、ミリ秒を perse しようとするとエラーに
  5. UTC から JST に変換
  6. strptime() のフォーマット文字列 %z に注意

strptime() で受けて、strftime() でフォーマットする

基本はこの形。日付文字列を strptime()で perse し、strftime() で format します。

jq -n '"2022-01-08 10:09:01 +0000" | strptime("%Y-%m-%d %H:%M:%S +0000") | strftime("%F %R")'
"2022-01-08 10:09"

strptime() と strftime() で使えるフォーマット文字列

strptime()strftime() で利用できるフォーマット文字列は man コマンドで確認ができます。

man strftime

OS のドキュメントを参照するように jq Manual (Dates) に書かれています。

Low-level jq interfaces to the C-library time functions are also provided: strptimestrftimestrflocaltimemktimegmtime, and localtime. Refer to your host operating system's documentation for the format strings used by strptime and strftime. Note: these are not necessarily stable interfaces in jq, particularly as to their localization functionality.

jq Manual (Dates)

上記ドキュメントの後半の Note: these are not necessarily ... のところに書かれているように、strptime()strftime() は特にローカライズ機能において、必ずしも安定したインターフェースではないとのこと。

macOS では %u%j がサポートされていないようです。

jq may not support some or all of this date functionality on some systems. In particular, the %u and %j specifiers for strptime(fmt) are not supported on macOS.

jq Manual (Dates)

まとめると strptime()strftime() は OS によって挙動が変わりそうなので、複数 OS で実行される処理を書く時はよく検証しましょう。

ISO 8601 形式の場合は専用の機能が使える

出力が ISO 8601 の場合は todate という専用の機能が使えるので、シンプルに書けます。

jq -n '"2022-01-08 10:09:01 +0000" | strptime("%Y-%m-%d %H:%M:%S +0000") | todate'
"2022-01-08T10:09:01Z"

入力が ISO 8601 の場合は fromdate

jq -n '"2022-01-08T10:09:01Z" | fromdate | strftime("%F %X")'
"2022-01-08 10:09:01"

macOS の jq では、ミリ秒を perse しようとするとエラーに

検証に使用した macOS Big Sur の strftime には、フォーマット文字列にミリ秒が無いので、ミリ秒を含む日付文字列を perse しようとするとエラーになってしまいます。

jq -n '"2022-01-08T20:49:07.336Z" | strptime("%Y-%m-%dT%H:%M:%S") | strftime("%F %R")'
jq: error (at <unknown>): date "2022-01-08T20:49:07.336Z" does not match format "%Y-%m-%dT%H:%M:%S"

ミリ秒が不要な場合は、以下のようにミリ秒だけ切り捨てることで perse のエラーを回避することができます。

jq -n '"2022-01-08T20:49:07.336Z" | split(".")[0] | strptime("%Y-%m-%dT%H:%M:%S") | strftime("%F %R")'
"2022-01-08 20:49"

UTC から JST に変換

ドキュメントによると、jq の日付関数は UTC として時間を扱うとのこと。

jq provides some basic date handling functionality, with some high-level and low-level builtins. In all cases these builtins deal exclusively with time in UTC.

jq Manual (Dates)

UTC を JST に変換するには、以下のように、一度 mktime で日付をタイムスタンプに変換し、9 時間後のタイムスタンプを計算してから日付フォーマットに戻します。

jq -n '"2022-01-08 10:09:01" | strptime("%F %X") | mktime + (60 * 60 * 9) | strftime("%F %X")'
"2022-01-08 19:09:01"

strflocaltime()という便利な関数もあります。作業マシンのタイムゾーンを使ってタイムスタンプをフォーマットしてくれます。こちらのほうが短く書けます。

jq -n '"2022-01-08 10:09:01" | strptime("%F %X") | mktime | strflocaltime("%F %X")'
"2022-01-08 19:09:01"

strptime() のフォーマット文字列 %z に注意

strptime()のフォーマット文字列に %z を使うと、perse 時に作業マシンのタイムゾーンに変換されてしまうので気をつけて使いましょう。

jq -n '"2022-01-08 10:09:01 +0000" | strptime("%F %X %z") | strftime("%F %X %z")'
"2022-01-08 19:09:01 +0900"

上記の場合は、このように %z を使わないようにすると想定どおりの動きになります。

jq -n '"2022-01-08 10:09:01 +0000" | strptime("%F %X +0000") | mktime | strflocaltime("%F %X %z")'
"2022-01-08 19:09:01 +0900"

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